2/24「核施設への攻撃リスク―対応は本当にできるのか」をテーマに学習会を開催

ロシアがウクライナに侵攻してから4年となる2026年2月24日、さようなら原発1000万人アクション実行委員会は「戦争と原発」を視点として学習会を東京・連合会館で開催しました。

講師の鈴木達治郎さん(NPO法人ピースデポ代表・長崎大学客員教授)は、実際に起きたロシアによるウクライナのザポリージャ原発攻撃、イスラエルとアメリカによるイランの核施設への攻撃の実態について説明し、また韓国の原発が攻撃を受けた場合の民間団体による被害シミュレーションを題材にして、原発が軍事攻撃を受けた場合の深刻な影響について語りました。

 原発には核兵器と比べても比較にならない核物質が、それも様ざまな核種で、半減期が極めて長いものが大量に存在していること、これが破壊によって外部に飛散した場合の被害は甚大であること、また軍事行動による破壊を防御する原発の安全システムは機能しないことを解説したうえで、原発への破壊活動は絶対にしてはならず、紛争が絶えない世界の情勢のなかでは原発はやめるべきだと強調しました。

 また核施設への軍事攻撃を防止する規制や条約などについて、現状の枠組みは国内テロ対策については言及があるものの、軍事攻撃については対象外である点に疑問を投げかけ、ジュネーブ条約第1議定書にある原子力発電所への攻撃を規制する条文も条文解釈の余地を残しており注意が必要だと話しました。そして民間研究団体などによる核セキュリティーにかかわる研究や提言を紹介しつつ、最後に国際条約を強化することや、インドとパキスタン間で成立している協定を参考にして、二国間協定などで、核施設への攻撃を禁止する枠組み作りをするよう訴えていくことが重要だとしました。

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