国葬反対!さようなら戦争さようなら原発9月19日集会に1万3千人

集会は李政美さんのプレコンサートからスタート

9月19日、代々木公園で台風の影響により朝から断続的に激しい雨が降る中で、「さようなら戦争さようなら原発大集会」が開かれました。李政美さん竹田由美子さんのオープニングコンサートの後に集会が始まりました。

 

立憲野党もプラカードアピール

集会は主催者の挨拶に続いて、立憲野党の連帯の挨拶をいただきました。立憲民主党の阿部知子さんは「国葬は民意に沿わない、閣議決定で決められた。安保法制で沖縄・奄美の軍事基地化が進められている。戦争国債まで発行しようとしている。絶対に許さない。原発の再稼働、新増設を進めようとしている。私たちは人々の暮らし、命、環境、人権を掲げて皆さんと連帯して闘っていく。」と連帯の挨拶をしました。

日本共産党の志位和夫さんは「安保法制が強行されて7年目を迎え、新たな段階を迎えている。今夏、米海軍の主催する海上演習で安保法制集団的自衛権の発動を想定した訓練が歴史上はじめて行われた。この訓練と敵基地攻撃能力の保有の二つが合わさったら恐ろしいことになる。戦争をさせるな、9条を守ろう。国葬反対の調査は60%を超えている。弔意と敬意を強制する憲法違反の国葬が強行されるならば27日は国会前に集まろう。」訴えました。

社会民主党の福島みずほさんは「9月19日は安保法制が強行されましたが、みんなで廃止させていこう。岸田政権は原発推進に前のめりになっている。世界の地震の一割が日本で起こり、福島原発事故が終わっていないのに何で原発推進なのか。国葬は法的根拠がない。閣議決定で中止を決定させましょう。」と訴えました。

さようなら原発の呼びかけ人でもある作家の落合恵子さんは「2011年3・11から11年、何も解決していない。モリ、カケ、桜はどうなったのか。原子力の平和利用で始まった原発は、ロシアのウクライナ侵攻に乗じて今また原発再稼働ですか。新しくまた原発をつくるのか。一体、この国の政治家は何を見てきているのですか。もう、さよならですね。ウクライナでは子ども自体が奪われています。お年寄りは自分の最後の日々を奪われています。これが明日の私たちの姿なんだ、と心に刻みませんか。国という漢字がつくものは私たち市民をいくら苦しめているのか。国葬然り、国策然り、沖縄も福島も全てそうですね。これに私たちはノーと言っていくこと。はっきりとノーということを示していきましょう。」と話しました

福島原発事故刑事訴訟 佐藤和良さん

福島原発刑事訴訟支援団団長の佐藤和良さんは「福島事故は続いている。復興の言葉だけが踊っている。刑事裁判は高裁に控訴している。ところが6月6日に結審した。株主代表訴訟は、東電幹部に賠償を求める判決が出た。刑事裁判の証拠を基に勝ち取った。控訴審の再開を求めて、署名活動をし、明日(20日)も高裁前でスタンディングをしている。皆さんの力添えをお願いします。もう一つは、汚染水を海に流さないということです。原子力規制委員会が発足した日、更田委員長は汚染水は海に流すという発言をしている。国葬されようとしている安倍元首相はアンダーコントロールしているとしてオリンピックを招致した。私たちは許しません。汚染水放出は漁業者と共に一緒に闘っていこう。」と訴えました。

東海第2原発差止訴訟の大石光伸さんは「運転差止訴訟は昨年3月の水戸地裁の差止判決以後、双方が控訴して東京高裁に移った。岸田首相は来年夏以後、再稼働を目指すとしている。既存原発の運転延長や次世代革新炉を開発建設しろと言っている。中央政府への闘いと連携して一つの原発を止める闘いを進めていこう。」と話しました。

さようなら原発呼びかけ人の鎌田慧さんは「国葬費用は最初低く見せて、実際はいくら使うか分からない。国葬は法的根拠もなく閣議で決められたが、国葬反対が世論だ。原発は政府が全面に立ち新増設を進めようとしている。岸田政権を変えていこう。デモ行進で支援を訴えて頑張っていこう。」と結びました。

呼びかけ人らを先頭にデモ

デモ行進は渋谷と原宿の2コースに分かれて、行進しました。解散後の最寄駅に向かう参加者とデモ参加者がエール行う場面も見られました。

(写真:今井明)

 

 

コメントは受け付けていません。

Highslide for Wordpress Plugin