報道に関わる皆様へ 取材のお願い

 私たちは、東電原発震災事故以来、原発から脱却した社会をもとめる人々とともに、1000万人を目標に署名運動をつづけ、何万人もが参加する集会やデモを何度も開催してきました。この3月9日から11日を中心にする日々には「つながろうフクシマ!さようなら原発大行動」を呼びかけ、国内各地や海外で集会やデモなどたくさんのアクションが行われます。世界各地でも、韓国、イギリス、ドイツ、フィンランド、フランス、スイスなど各地で連帯する行動が行われます。その連帯の力が3月23日(土)の福島の県民大集会につながります。

 東京では3月9日(土)「つながろうフクシマ!さようなら原発大集会」を明治公園で(11:00~、パレード15:15〜)、3月11日(月)「つながろうフクシマ!さようなら原発講演会」を品川区立総合区民会館「きゅりあん」で(18:30~20:30)開催します。取材をぜひお願い致します。(協力して行われる10日の★0310 原発ゼロ☆大行動は、主催の首都圏反原発連合にお問い合せください。)

 事故から2年が過ぎようとしている今、16万を超える人々が故郷に帰ることができず、福島の子どもたちの多くには甲状腺の異常が発見されるなどの懸念すべき事態も起こっています。

 一方、安倍政権は福島の大惨事の反省もなく、前政権の決めた原発ゼロ政策をやめ、原発再稼働を急いでいます。福島では貯蔵タンクに溜まり続けている放射性物質を含む大量の汚染水をタンクがいっぱいになったとして海洋に放出し、さらに汚染しようとしています。活断層だらけの日本列島で、原発を増設・稼働させようとする自殺行為を許すことはできません。

 現在日本は、約44トンの核兵器物質プルトニウムを保有し、年間約8トンのプルトニウムを分離できる六ヶ所再処理工場の運転を始め、核燃サイクル政策を進めており、この4月には、まだ安全基準も出来る前に既定路線のMOX利用を続けるため、原発再稼働前提で、プルトニウムを含んだ関電のMOX燃料をフランスから海上輸送しようとしています。核拡散、核セキュリティーの観点からも許されることではありません。輸送ルートに当たる世界各地から反対の声もあがっています。

 国際連帯を広め、脱原発・核のない社会の共通の目標に向かって運動を進めて、原発震災2年のこの日々に共同行動を行う世界の人々と共に新しいエネルギー政策と脱原発を実現させるため、私たちは微力ながらも無力ではない自分たちの力でとりくみます。今、日本政府がどのような不合理な原子力・核政策を取ろうとしているのか、それに対して世界の人々が連帯してどう行動するのか、ぜひ現場で取材ください。

 9日の集会の発言者は、大江健三郎さん、落合恵子さん、鎌田慧さん、澤地久枝さん、広瀬隆さんのほかに、リレートークとして、福島から、東海村から、福井からと、Misao Redwolfさん、満田夏花さん、東井玲さんを予定しています。

 11日の発言者としては、鎌田慧さん、内橋克人さん、大江健三郎さん、坂本龍一さん+後藤正文さん(ASIANKUNG-FUGENERATION)の対談、澤地久枝さん、清水修二さん(福島大学教授)、吉岡斉さん(九州大学教授・副学長)、落合恵子さんを予定、司会は上原公子さんです。

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