1月24日(水)放射能汚染水の海洋放出を強行したことに対して、月例の抗議行動を行ないました

大変寒い夜でしたが、汚染水の海洋放出は許されないと声を上げました。

 

「さようなら原発1000万人アクション」は、政府・東京電力が8月24日に福島第一原発の放射能汚染水の海洋放出を強行したことに対して、向こう1年間にわたり毎月24日に抗議の行動を行うことになりました。1月も24日に抗議行動を行います。

この間東京電力は、放出から2か月足らずの10月25日に、汚染水を処理する多核種除去設備(ALPS)の配管洗浄作業中にホースが外れ、作業員5人が放射性物質を含む洗浄水を浴びて2人が入院する事故を起こしました。入院した2人の作業員は、着用が義務づけられていたカッパを着けていなかったことが明らかになりました。また、当初「100ミリリットル程度」と説明されていた飛散が、「数リットル飛散」と訂正し、入院した作業員を「1次下請け」と説明していましたが、「3次下請け」であることが判明するなど、緊張感の欠如と管理体制の不備が露わとなりました。

これには、11月1日の原子力規制委員会の定例会合で石渡明委員が「説明が変わるたびに数字が大きくなる」と不信感をあらわにしました。これから30年間(実際にはもっと長期間)にわたり、「安心・安全」な作業を果たせていけるのか極めて疑問視されます。

長期に渡る海洋放出は、海洋の生態系にどんな影響を与えるのかは未知数で、現に長期に渡る環境影響評価はなされていません。燃料デブリを通過する汚染水には、トリチウムだけでなく60種を超える核種が含まれています。中には半減期の長いものも含まれ、通常の原発からの放出と異なっています。また、どれだけの放射能を放出するのかの総量も明確になっていません。そのような現状の中で安易に「安全幻想」を振りまき、海洋放出を正当化するのはあまりにも無責任です。

「さようなら原発」の取り組みにご協力ください。

 

日  時  1月24日(水)18:30~

集合場所  首相官邸前

呼びかけ  さようなら原発1000万人アクション実行委員会

連絡先   03‐5289‐8224

 

*2月24日(土)の行動は、都立青山公園で開かれる「ウクライナに平和を! 2・24青山集会&デモ」(青山公園南地区多目的広場)に合流します。

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