福島原発の放射能汚染水海洋放出に抗議 ―さようなら原発1000万人アクションが官邸前で集会―

 

13日に汚染水の海洋放出が閣議決定されましたが、これに抗議する緊急集会が同日12時から官邸前で開かれ約320人が集まりました。呼びかけ人の鎌田慧さんは「海洋放出は認められない。政府が変われば放出は止められる。あきらめてはいけない。」と話しました。参加者からも、多くの反対の声があがりました。

海洋放出決定には、福島の漁民から「絶対反対」の声が上がり、近隣の漁民からも怒りの声が出されています。さらに周辺国の中国や韓国から、抗議が行われています。

トリチウムの排出基準は国によって違いますが、米国や韓国の4万ベクレルと比べても日本は6万ベクレルと甘い基準となっています。また、海水を混ぜて薄めて、基準より40分の1未満に薄めて排出するとしています。しかし、薄めて流しても総量規制はありません。これでは、トリチウム汚染水への懸念は全く払拭されません。トリチウム以外の放射性物質の取り残しも懸念されています。今後も海洋放出をさせない取り組みの重要性が求められています。

 

 

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