脱原発と気候危機に8000人 ワタシのミライ ー No Nukes & No Fossil 再エネ100%と公正な社会をめざして

(FoE提供)

■「さようなら原発1000万アクション」など3団体共催で全国から8000人

原発にも化石燃料にも依存しない社会の実現をめざして、9月18日、東京・代々木公園B地区で、「ワタシのミライ―No Nukes & No Fossil 再エネ100%と公正な社会をめざして」のイベント&パレードが開催されました。主催は、「さようなら原発1000万人アクション」やFoE Japanなどのエネルギー問題にとりくむ「ワタシのミライ」、若者を中心に気候危機に対するアクションを行う「Fridays For Future Tokyo」の3団体で、晴天の中約8000人が参加しました。

会場の代々木公園では、メインの野外ステージとサブステージを2か所用意し、脱原発や気候危機、エネルギー問題、様々な人権課題(社会正義)を取り上げ訴えました。

 

野外ステージでは、新月灯火、自然界ラッパーOMGさんの音楽ライブも行われました。また公園内で、テーマに関連するブースも約50店近く出店し、賑やかなイベントとなりました。

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■4つのトークセッションと2つのライブ

野外ステージでは、トークが4セッションと音楽ライブが2セッションが行われました。

トーク1<原発問題・気候危機とどう向き合うのか>では、武藤類子さん(さようなら原発呼びかけ人・福島原発告訴団団長)や衣川木綿さん(はちいち農園)、小松吾郎さん(Protect Our Winters Japan)らによる原発や農業、積雪などと気候危機について語りました。その中で「気候変動の問題を仲間とだけでなく、外の人々とも話し合おう」「互いの意見の違いではなく、共通点を見つけよう」などと語られました。

トーク2<市民が声を上げるということ>LGBT法連合会のメンバーや難民高校生をサポートする人、都内の市議会議員などが登壇し、声を上げるとなぜバッシングされるのかなどの話題として語られました。「デモがバッシングされるのは、実は効果的だから」「日本では人権より経済優先の考えあるから難民を受け入れない」と訴えました。

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トーク3は、<脱原発と気候変動のこれから>では、鎌田慧さん(さようなら原発呼びかけ人・ルポライター>、小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所)と川崎彩子さん(Fridays For Future Tokyo)らが登壇しました。鎌田さんは「福島原発事故を経ても原発を推進する政府。理想とは違う社会に向かっている。運動を若者に引き継ぐためにもう少し頑張りたい」と語り、小出さんは「日本は原子力回帰で暴走している。間違いなく放射能で汚染された汚染水を、海に流している」と憤った。川崎さんは「今日のイベントは3団体がコラボしたことに意義がある。私たちの団体も原発には反対だけれど、これまで主に取り上げてこなかった。気候変動は住む場所を失う『気候難民』を生んでいる。命の問題、人権問題だ」と訴えました。

最後のトークは<ワタシにとってのミライ>。「生まれつきの属性で不平等にならない未来を」「活動には共感性が必要。他者の痛みや苦しみを理解したい」「いのちが粗末にされない社会を」などと未来への希望を語り合いました。

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終了後、渋谷に市民やNGOなどがちゅうしんとなってサウンドカーを先頭に賑やかにパレードし、原宿方面には労働組合を中心にパレードをしました。パレードには、約3500人が参加しました。

 

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