3月23日、午後から生憎の雨模様となりましたが、全国各地から1000人が集まり、「Stop!女川原発再稼働 さようなら原発全国集会in宮城」が開催されました。
前年までは、宮城県内を中心に呼びかけて開催していた女川原発再稼働反対を求める集会でしたが、2024年は「さようなら原発1000万人アクション」と共催という形をとり、「東北電力は女川原発2号機の再稼働を中止せよ!」を合言葉に、集会の開催を広く呼びかけ、全国231団体から賛同を得る中で開催されました。※賛同団体数はプログラム作成時点の数字です。(3/23現在328団体)
主催者のあいさつに続き、「さようなら原発1000万人アクション」の呼びかけ人である鎌田慧さんが発言をしました。青森県出身である鎌田さんは、六ケ所再処理工場の27回目の完成延期が確実になったことに触れ、原子力政策は必要ながいことを訴え、日本のすべての原発廃炉に向けて「頑張ろう」と声を上げました。
福島、新潟、茨城、青森とそれぞれ現地での活動報告と連帯のあいさつがありました。また、宮城からは、若者を代表してFridays For Futureで活動する青木啓さんが、COP28で岸田首相が原子力利用を推進すると表明したことを例に、「原発は決してクリーンなエネルギーではない」と訴えました。
集会の最後には、「福島原発事故を忘れてはならない!」「女川原発を再稼働してはいけない!」「避難計画が不十分である」ことなどを盛り込んだ「集会アピール(案)」が力強く読み上げられ、会場の拍手をもって採択されました。
集会後には、勾当台公園市民広場を出発し、アーケード街など通って仙台駅まで、アピール行進が行われました。仙台市街に「原発をやめよう!」などの声が響きました。