キャラバン3日目 福島県双葉地方へ

●3日目(14日月曜)
 3月14日は福島県の双葉地方の自治体に申し入れ行動を行いました。内容は、政府が昨年決めた3点セットの「帰還促進策」に反対してほしいというものです。オリンピックを控えて、原発事故はすべて収束した、被害はもうなくなったと演出したい安倍内閣は、避難している被災者たちに地元に帰れと言っているからです。
 具体的な申し入れ事項は、①自主避難者への住宅支援の打ちきりに反対してほしい、②健康被害をもたらさない住環境を確立出来ない現状の中で、早計な避難指示の解除に反対しとほしい、③賠償打ち切りに反対してほしい、というものです。
 第1原発間近の富岡町は、現在は茨城県境のいわき市に出張所を設置して町役場の業務をおこなっているのでそこに向かい、総務課で要請書を手渡しました。
 次に大熊町役場いわき出張所に向かいましたが、大熊町もいわき市内で町役場の業務をしています。工業団地の一角に町役場と仮設住宅が併設されていて、まるで富岡町の一部がそこに引越してきたかのような姿に驚きを感じました。
 夕方にかけて、いわき市石炭・化石博物館を見学しました。いわきが炭鉱の町として栄えたこと、炭鉱労働者の労組が大きく運動をしていたことなどの歴史の確認が出来ました。本来はいわき駅前での街宣活動を予定していましたが、雨が強く降っていたため中止。明日に備えることにしました。

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