-いのちを守れ くらしを守れ フクシマと共に 3・21さようなら原発全国集会- 発言内容④

「2018フクシマ連帯キャラバン」団長・丹野泰希さん

 労働組合の枠を越えて脱原発の社会を目標として頑張っています。この活動を通じて、街宣とかフィールドワークや自治体要請行動をしてきました。その中で、やはり原発は危険だということを再確認しました。東日本大震災から7年が経ち復興という目標に向け懸命な作業が続いています。それでも、足を引っ張っているのは福島第一原発事故だと思います。
 特に沿岸地域では津波と放射能被害があり、救出できたはずの命が奪われたのが現実です。多くの住民が生まれ故郷に帰れません。健康や仕事等に多くの不安を抱えています。追い打ちをかけるように補償の打ち切りという被災者に厳しい現実があります。
 原発再稼働に関するアンケート調査を福島市、新潟市、いわき市等でやってきましたが、反対意見がすごく多いです。原発は怖い、危険だ、汚染され遊べなかった等の意見がありました。一番印象に残ったのは、9歳の男の子の原発のせいでいじめられているという話です。やはり、小さいこどもにも苦労を掛けている原発事故は一刻も早く収束させていくべきだと思いました。
 キャラバン中も帰還困難区域では高い放射線量で、線量計が鳴り続けていました。東電や経産省との交渉では回答がなく残念な部分もありました。原発の問題は日本中の問題ですので、みんなで一致団結してできれば良いと思います。
※「フクシマ連帯キャラバン」は2014年に始まった運動。原水禁に結集する労働組合・民主団体の青年部が中心となり、毎年3月に福島県・北関東を中心に街頭宣伝・要請行動などを行っている。今年からは新潟県でもキャラバン隊行動を行った。
 
原発ゼロ自然エネルギー推進連盟・河合弘之さん

 私は長年自然エネルギー推進の運動をやってきています。各地でみんなが頑張っているけれど、全国的な連帯がない。団結が弱いのは問題で、去年の今頃作ったのが「原発ゼロ自然エネルギー推進連盟」という団体です。今、275団体が入り全国的な組織になっています。略称は原自連です。
 元首相の小泉、細川、菅さんも一緒に闘っています。原自連は1月に“原発ゼロ自然エネルギー推進基本法”を提案しました。その内容は、原発即時ゼロ、再稼働絶対禁止、これが第1項目です。4、5年前に原発ゼロと言うと、それは現実的ではない、机上論という人が多かったが、私たちは今回それを打ち出しました。何故か。日本はこの7年、実質原発ゼロでやってきた。停電は1回も起きていない。この事実からして原発即時ゼロは可能です。
 原発ゼロにしてどうするかというと、自然エネルギーしかありません。世界は脱温暖化です。脱CO2の主体は自然エネルギーです。日経新聞も自然エネを言い始めました。日本は、自然エネになり、原発は死に絶えていきます。自然エネ社会は絶対来ますが、もう一度原発事故があったら日本は終わりです。
 私たちは原発を絶対動かさない、自然エネルギーを1日も早く日本に広げる両方の闘いをしていくことによって私たちは勝ちます。

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